いすゞ エルフ
お客様から「バッテリーのチェックランプが点いたり消えたりするんだけどヤバいかなぁ」と緊急電話が入りましたが夜の11時でした。
「とりあえずエンジン切らずに駐車場まで走って、使わない方がいいですよ」と伝えるが、「台数足らなくなるかもしれないよ、ちょっとでも走れないかなぁ」と言われたので、「パワーゲートや冷凍機とかが動かなくなる可能性があるので、使わなくていい所なら大丈夫じゃないですか」と伝え後日修理する事にしました。
原因は?
バッテリーチェックランプ点灯なので、まずはバッテリーの年式をチェック。
バッテリーに交換年月日が書かれていました。
29年だとまだ1年しか経っていない。
トラックのバッテリーは3〜4年は使えるので、バッテリーがダメになるにはまだ早い。
発電量は?
車には発電機が付いていて、走行時に必要な電気を確保している。
ナビやメーター、エアコンにライト類など。
発電機がないとバッテリーはすぐに上がってしまいます。
呼び方も色々あって、僕の周りでは、オルタとかオルタネータ、ダイナモと言う人もいますが一緒です。
基本的に乗用車は12vで、トラックは24vです。(最近は12v車も増えてますが‥)
12v車はアイドリングでの電圧は14vぐらい出ていないとダメです。
トラックなら28vですね。
今回のエルフはエンジン始動してアイドリング時で24vしか出ていませんでした。
発電不良ですね。
点いたり消えたり
今回の故障で救いだったのは完全にオルタネータが壊れた訳ではなかった事です。
チェックランプが点いたり消えたりを繰り返していて、少なからず発電していた事が救いでした。
ドライバーさんもエアコンも止まってしまいダメかと思ったみたいですが、何とか仕事を終えて駐車場まで帰還しました。
オルタネータ交換
こちらが交換したオルタネータ。
オイルポンプ付きなので20万くらいしました。
交換も4tと比べると大変です。
ベルトがオルタネータにエアコンのベルトも混じって3本掛けなのでそれを外し、エアコンのコンプレッサーをずらして、オイルポンプのホースを抜いて、やっと外れます。
一回やってみれば大した事ないかなって感じです。
注意点
オイルポンプがオルタネータに付いていて、ホースでエンジンと繋がっています。
このホースが切れてたり、劣化して漏れなどがあると大きな故障の原因になりますので、然程高い部品ではないのでついでに交換をおススメします。
バッテリーも今回のエルフは新しかったのど、オルタネータも壊れかけだったので交換しませんでしたが、バッテリーの年式も古く、オルタネータが完全に壊れていたらバッテリーの交換もおススメします。
まとめ
電装系の故障は突然起こり、そして高額とビックリづくしですが、1度交換してしまえば、かなりの期間使えます。
なかなか故障時期が読めない電装系の故障を前もって予想するのは難しいです。
もしバッテリーチェックランプが点いてしまったらエンジンを切らずに走るか、エンジンが止まってアイドリングも出来ない状態になったら、オルタネータを叩いてみて下さい。
運が良かったら復活するかもしれません。
バッテリーチェックランプが点いたら超節電をしながら走り、すぐに修理に出しましょう。
早ければ1日で直せるかもしれません。