すぐに真っ黒になるディーゼルオイルの交換時期は?

  • 2018年3月23日
  • 2020年3月28日
  • 整備
  • 1012view
  • 0件

ディーゼル車増えましたね

国産車で言えば何と言ってもマツダのディーゼル車は外せないですね。

三菱もディーゼル車を出していますし、トヨタもハイエースのディーゼル、ランドクルーザーにもディーゼルの設定あるみたいですね。

国産はマツダが一歩リードって感じですかね。

トヨタと日産は電気

トヨタと日産は電気自動車にチカラを入れてますね。

トヨタはプラグインハイブリッド、日産はリーフやe- power、やっちゃってますね日産は、トヨタちょっと遅れてないですか?

外車もディーゼル

マツダ並みに見かけるのが外車のディーゼル車。

ベンツのGクラスやGLクラス、セダンタイプにもかなり普及してますよね。

さらにBMW各シリーズやmini、ボルボ、各メーカーディーゼル車を投入してますが、よく見るのはこの辺りではないでしょうか。

 

なぜ増えた

ひと昔前はディーゼルと言えば黒煙を撒き散らし、「環境汚染の原因だ」ぐらい言われてましたよね。

なぜ今ディーゼルなのか。

元石原都知事の排ガス規制が大きな要因ではないでしょうか。

東京の空はキレイになった

僕は運送屋さんのトラックをよく修理しますが、社長さんやベテランドライバーさんが言ってた事ですが「昔は東京の空も中国みたいにガスってたけど、今は星もキレイに見えるよな」と言ってる方が多いです。

この石原さんの排ガス規制により、ディーゼル車には排ガスのNOXやPMと言った有害物質を焼き浄化する装置を付けないといけなくなりました。

当初は大変だった

マフラーに触媒の他にフィルターを付けて、有害物質を吸着し、フィルターを高温にして焼き切って浄化する。(詳しい構造は検索してみて下さい。)

これをDPFと言います。

いすゞはDPD

日野はDPR

統一しろや!

出た当初は壊れまくり、運送屋さんは本当に苦労したと思います。

このシステムが完成されて来た

トラックは過酷な状況下で使われるのでデータ取りなど、失敗や成功を繰り返し熟成され、乗用車などに採用出来るレベルになったのではないでしょうか。

現にトラックの排ガスシステムは不具合が出ても大きな修理にならず、安定して使えるようになって来たと思います。

乗用車にも採用出来る

実際ハイエースにはガソリンとディーゼルがありますが、断然ディーゼルが人気です。

何がちがうのか、ディーゼルはトルクがあり出だしや加速はディーゼルのが良くストレスなく合流などもスムーズでビュンビュン走ります。

それでいて排ガスも良くなり、軽油は安い。

言う事ないでしょう。

ディーゼルエンジンの特性上オイルは大事

ディーゼルエンジンはエンジンに噴霧された燃料を高い圧力をかけて着火します。

詳しい説明はこちらのサイトが分かりやすいのでお任せします

ディーゼルエンジンとは

ディーゼルエンジンは軽油を使っていて、この軽油には硫黄が含まれていて、エンジン内部を腐食させます。

これを防ぐためにガソリンエンジンオイルより、洗浄作用の強いオイルが使われます。

交換してもちょっと走れば真っ黒

この強い洗浄作用でディーゼル特有のススとかスラッジをキレイにし腐食を防いでいます。

しかもディーゼルは軽油に高い圧力をかけて着火するので密閉性も重要です。

さらに先程出てきたDPFにより燃料がエンジンオイルに混ざる事があり、本来のエンジンオイルの性能を発揮出来なくなったりもします。

ちょっとトラックの話

僕が担当している運送屋さんはトラックを50台くらい持っていて、オイル交換は4tが20000kmで3tと2tは15000kmで、オイル交換目安シールを貼り、ドライバーが管理してました。

故障が多かった

エンジン不調や、ひどい時はエンジンダメになったり、マフラーが詰まったり、冷却水吹き返したり、色々な事がありました。

ディーラーには「オイル交換しないからですよ」と言われ、半信半疑で4tを15000kmに2tと3tを10000kmにしたら…

故障が減りました

ディーラーの人に「だから言ったでしょ〜」と言われカチンと来ましたが何も言えませんでした。

三菱ふそうキャンター

前置き長くなりましたが、なぜ外車のディーゼル車の話をしようと思ったかと言うと、三菱ふそうのブルーテックキャンターです。

この車、フィアットのディーゼルエンジンを積んでます。

電圧も12v仕様で、後付の装備品に関しては24v制御とややこしい感じになってます。

このキャンターがマジでくせ者。

エンジンオイル正直10000kmでも怪しいです。

5リットルしか入らなくて、多いと壊れるし、少ないと壊れるし、故障がイマイチ良く分からないし、正直良くないです。

外車のディーゼルですよ

外車乗用車のディーゼルエンジンをトラックに乗せてるから弱いのでしょうか?

乗用車のディーゼルにも同じことが言えると思いませんか?

なのにMINIのディーゼル車のメーカー推奨のオイル交換時期は25000kmですよ❗

強気ですが、良くないですよ。

MINIのメカニックに聞いたら、「メーカーはそう言うけど、ウチらは5000kmでやった方が良いって言ってるよ」との事。

どこでも出来る

エンジンオイル交換ぐらいなら、わざわざディーラーで予約してやるより、その辺のガソリンスタンドでも、整備工場でも、出来るはずです。

その方が手間もお金もかけずに出来ます。

エネオスのディーゼルオイルはいいですよ。

流石にJXグループだけあって品質、価格はピカイチです。

金額的にオイルが1リットル店によって違いますが1500円で工賃が1000円とか500円とかなので、5リットルなら7500円に工賃1000円足して8500円とかでしょうね。

「もうちょい安くしてよ〜」って言えばスタンドはオイル量出したいので安くしてくれるはずです。

故障すれば数万円飛んで行く

わずかな手間とお金を惜しまなければ、防げる事も多々あります。

エンジンオイルは人間で言えば血液です。

血液が悪くなれば調子も悪くなりますよね、車も一緒です。

 

最新情報をチェックしよう!