ユーザー車検の落とし穴…準備万端でも落ちました

  • 2018年6月20日
  • 2020年6月24日
  • 整備
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そろそろ車検だけど週末しか乗らないんだよね
だったらユーザー車検で良いんじゃない?安いし簡単だよ!

ユーザー車検は安く出来て車を預けずに終わるので楽だけど落ちたら地獄!!

この記事の信頼性:自動車整備歴15年の現役整備士で現役整備士の僕が自分の自家用車をユーザー車検で持ち込んだ時の体験談を解説して行きます。

ユーザー車検って安いの?

通常の車検は24か月点検工賃やテスター代で大体2万円~3万円はかかります。

さらに基本車検で交換する部品がエンジンオイルやエレメント、ブレーキオイル、などがありますが、あくまで最低限交換した方が良い部品です。

ユーザー車検で行けば単純にこの金額分安くなります。

やり方分からないし難しいよね?

ユーザー車検でやる事ってそんなにありません

  • ユーザー車検予約⇒

手元に車検証を用意して、上記リンクから車検予約をする。

予約番号やQRコードが必要になるので自分のスマホに送っておくと便利です。

  • 車の点検

外観でタイヤの溝、ガラスは割れてないか、ライト類は切れてないか、ウオッシャー液は入っているか、などは自分で確認出来るので確認して、出来ればボンネット開けてオイル漏れ水漏れをチェックすると良いです。

  • 車検場に持ち込む

車検場に着いたら分解整備記録簿、自賠責保険証書、OCRシート、重量税納付書をGETして書くところを書く、車検場に書き方のサンプルがあると思うので見ながら書けば大丈夫です。

車のどこを見ればいいの?

知識や道具があれば、ジャッキアップして下回りみたりすると良いですが、出来ない方は外観見ておけば大丈夫です。

  • タイヤの溝はあるか
  • 窓ガラスは割れてないか
  • ライト類は全部点くか
  • ウオッシャー液は出るか、

以上の4点確認して車検場に持ち込みます。

ユーザー車検の通し方

外観チェックをしたら予約した日時に車検場へGO

必要書類や自賠責保険も車検場でGET出来るのでお金を車種によって事なりますが、6万円ぐらい持って行けば足りると思います。

予約確認

車検場によってある場所は違いますが、大体登録部門の隣の端の方にユーザー車検受付に行って予約番号かQRコードを見せて受付をします。

受付が終わったら必要な収入印紙の金額を確認して収入印紙を貼って検査ラインに向かいます。

あっ自賠責保険を買うのも忘れないでください!!

検査ライン

一番最初に検査ラインに並んでると外観ライト周り検査で検査員が来るので書類を渡して、「ユーザーで初めてです」と言えば補助が付くので楽です。

  • 外観、ライト、ウォッシャー、エンジンルーム検査
  • ホイールアライメント検査
  • ブレーキ検査
  • スピードメーター検査
  • ヘッドライト検査
  • 排気ガス検査
  • 下回り検査

大体この流れで検査が進むと思われます。

ユーザー車検のコツなんてのは無く車検場で分からない事は聞くスタイルが一番良いし楽です

整備士がユーザー車検で落ちた?!

僕は整備士なので自分の車は自分で車検を受けにユーザー車検で行きますが、前回の車検ガッチリ落ちました。

前日にリフトアップして点検して全てチェックしてOKって事で鼻歌気分で車検を受けに行きました。

難関ヘッドライト光軸検査

車検をやる上で1番の難関がこのヘッドライトです。

僕はここで落ちました…合わせたのに…

以前まではハイビーム検査でやっていましたが現在はロービーム検査になりました。

最近のヘッドライトはとても明るく、ハイビームにしたら歩行者や対向車が眩しくて迷惑なので、ハイビームで走る人はあまりいないと思います。

僕もそうなのですが、明るい青白いライトって格好いいので、普通のハロゲンバルブにインターネットなどで安価なHIDバルブなどを付けていると光軸が散ってしまって不合格になる可能性が高いです。

ちなみに車検場の近くにはライトテスター屋と呼ばれる光軸を合わせてくれる車屋さんがあります。

現金で3000円ぐらいでやってくれるので落ちたらテスター屋に行ってみて下さい。

カットオフライン

ヘッドライト光軸測定

このカットオフラインが重要で、合わせるのが結構難しい。

社外HIDではまず合わせられなかったし、車検場近くにあるヘッドライトテスター屋さんでもお手上げでした。

社外HIDではロービームの光軸調整はかなり厳しいです。

もし明るいバルブに変える際はLEDバルブをおススメします。下記記事も併せてチェックして下さい

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お手上げ

工場に戻りテスターで見てみたが、やはり光軸が二箇所でていて、カットオフラインもあっち行ったりこっち行ったりしている。

「ダメじゃん」と諦めハロゲンに変えたらまぁカットオフラインがくっきり出て安定している。

しかもカットオフラインを合わせてハイビームにしたらハイビームの向きもしっかり合っている。

やっぱり設計された物をちゃんと使うとちゃんとするんですね。

再検査も余裕の1発合格。

まとめ

ユーザー車検は安く済むのが特徴ですが、時間的には半日はかかると思った方が良いです。

予約してとかの準備期間なども考慮すると約一日は消費する事になります。

そしてユーザー車検に落ちた時は地獄が待っています。

僕は整備士で自社で修正が可能ですが一般の方は整備工場か車検場近くのテスター屋にお願いしないといけなくなります。

僕が思うユーザー車検はあまり車を使わない低走行車がおススメです。

距離走る車や、年式の古い車はなるべく車屋さんで点検を受けた方が長い目でみると安上がりです。

車検は2年に1回なので、2年に1回は点検に入れて下さい。

24か月点検より12か月点検の方が安上がりです。

普通に整備付きの車検をやってもらう場合は下記記事が参考になると思いますので併せて見て行って下さい

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