中古ウイングトラックを買ってみよう!日野レンジャー編

中古ウイングトラック

以前からお付き合いさせて頂いている運送屋さんから「中古屋さんからいいトラックがあると営業の電話があって安いんだよ!今度見に行こう」と電話がありました。

中古のトラックってどうなの?しかも安いって事は古くて距離乗っちゃってるんじゃないの?と半信半疑でした。

中古トラック屋

中古のトラックを乗って「結局修理代やなんだと考えたら新車買えたね」何て話を良く聞きますが、どうなんでしょう?

今回営業電話をして来た中古車屋さんは埼玉県は草加にある超有名中古トラック屋さん。

展示場には新型のトラックや未使用車、年式は古くても低走行の程度の良いトラックが沢山展示してある所です。

今回のオススメトラック

中古車屋さんのオススメトラックは4台程あり、日野レンジャーの6200ワイドのウイング、パワーゲート付き車が3台。

同じ仕様の三菱ふそうファイターが1台。

どの車も走行距離が18万km〜24万km以内。

年式がちょっと古くて平成18年式です。

とりあえず写真をもらいました。

とりあえずキレイそうですね。

金額いくらだと思いますか?

290万円です

高いですか?安いですか?

車両の状態によりますよね。

実際に見に行ってみる

狙いは日野レンジャーの3台。

1台は草加にあり、2台は群馬県の前橋にあるとの事で、とりあえず近場の草加にある車を見に行く。

営業担当の人に車の使用状況を伺う。

「年式の割に距離走ってないですが、前に使っていた会社はどんな会社ですか?」

「前に使われていた会社はレンタカー屋さんで使っていたみたいなので、走行距離も全然伸びなかったみたいですよ。」

なるほどレンタカーだったのか!

どうりでキレイなわけだ!

確かに車体に〇〇レンタカーとステッカーの跡がある。

レンタルトラック

運送屋さんが緊急時に借りる事が多く、借りた運送屋さんもレンタカーは丁寧に使います。

なぜならレンタカーはぶつけたり、壊したりしてしまうと修理代の請求が来ます。

レンタカー屋さんにもよりますが、修理代を丸々請求して来る所と、保険の免責代を請求して来る所と色々あります。

傷の確認も「これぐらいなら〜」って言ってくれる所と断固として修理だと言う所があります。

なので運送屋さんも「壊すなよ」「ぶつけるなよ」とドライバーに注意しますし、ドライバーも気を使います。

だから程度が良いんです。

点検記録簿

車事態は年式が古いのもあって多少のサビや劣化はあるものの、調子は良いです。

点検記録簿は確認出来なかったですが、まぁやってるでしょう。

社長の感想

社長も「良いね!買いだね!」とほぼ決まりでしたが、営業マンが「前橋店にある車は軽く仕上げてあるみたいですよ」

「ん?」

「金額は?」

「同じです」

ならそっちのがいいじゃん!

前橋店へ

社長が「高崎便があるからそれに乗って見て来て!」と言いだしたので、高崎便に乗せてもらい、まずは配送先に行く事に。

配送先に到着し、荷物を降ろすが待っているのもなんなんでお手伝いをする。

俺は一体どっちの会社の人間なんだと思いながら。

少し迷子になり前橋店に到着。

若いドライバーと行ったので、展示場に着くなり「すげー!おっ!あれ新型じゃないですか!やべー!」とテンション上がりまくり。

「ごめんそれじゃないよあっち」

確かに草加の車よりサビが少ない気がする。

草加の車はタイヤがダメでしたが、こっちはイケる。

点検記録簿もあり、エンジン、庫内、ウイング、パワーゲートを確認し、決まりました。

「社長前橋の車で行きましょう!」

もう1台はと尋ねると「もう決まってしまいました」との事。

中古トラックの回転は早い

ウイング車の1番人気が箱の長さが6200mmのワイド幅が1番人気ので、それに冷凍機なんて付いていたら速攻で売れてしまいます。

今回の中古トラック屋さんは商談中を付けてくれるので、リース見積もりなどで時間がかかっても待っててくれます。

違うトラック屋さんだと即決して下さいと言われました。

違う運送屋さんにも欲しい車があったら即決しないとと言われました。

まとめ

中古のトラックを買う時はやはり多少の知識と、配送の仕事内容が分かっている人間が行くのが1番良いです。

今回は整備士の僕と運送屋さんの若手のエース2人で行ったので、パワーゲートの長さや、ラッシングレールなど配送時にあって欲しい物などが確認出来て良かったと思います。

中古トラックははっきり言うと分かりません。

目視でのサビや劣化の状況などは分かりますが、エンジン内部や冷却水、エアー装置などは点検記録簿を見るか、エンジンオイルのフィラーキャップを開け、以上な圧力がないか、ラジエータキャップを開け、水にサビは出てないかなどの簡単なチェックしか出来ません。

それでもやはり現車を見ると見ないとでは違います。

今回のトラックは比較的安いとしてもやはり大きな金額が動くので、中古トラックを買う時はしっかり現車確認をしましょう。

最新情報をチェックしよう!