新車
今年の夏に納車されたばっかりの三菱ファイター。
ドライバーも古い乗り回しのトラックから新車に乗せてもらえると言う事で、「超キレイに乗るんです!絶対ぶつけません!」と嬉しそうに語っていました。
トラックが納車され、ピカピカのトラックを持って来て「ココをこうして、コレを付けて」とオーダーを入れる時に立ち会った話をしてくれました。
オーダートラック
出来合いのトラックではなく、仕様を細かく指定したトラックで、箱のた高さや使う材質、オプションパーツなどを指定して作ってもらうトラックで、ドライバー自身がオーダーに立ち合い決めたみたいで、若いドライバーなので、キラッキラなトラックになってしまいました。
やはり出来合いトラックとはちょっと違った感じに仕上がり高級感があります。
犯人は誰だ!
ある日そんな彼がガソリンスタンドで店員さんに水のいらないシャンプー&ワックスなるものをススメられ、これは良いと買った矢先の出来事です。
夜中の配送ではまったく気付かなかったらしいのですが、明るくなって来たらなななんと!!
見事にぶつかってるじゃないですか!!
しかも結構だぞ!
ドライバーは俺じゃなくて誰かだと、言い張り他に2人乗っているみたいですが、2人共分からないとの事。
ぶつかった箇所を見てみると、木片がめり込んでいて引っ張っても叩いても抜けません。
とりあえず木片だけでも抜こうと色々やっているとアルミウイングなので割れてしまうので諦めました。
正規の修理方法
ウイング車の上部の角をやっつけてしまうと、門口と呼ばれる角の部分全て交換になってしまいかなりお金がかかります。
アルミ溶接が出来る板金屋さんもあまり無い為時間もお金もかなりかかります。
今回の修理方法
本当は新車なので正規の方法で直したいですが、時間もお金ももったいないので、雨などが中に入らないように加工して、曲がった部分は引っ張りだし、剥がれてしまった塗装はやり直してもらいました。
本当はアルミ溶接出来る板金屋さんで割れてしまったアルミ部分を直してもらうのがベストです。
「カッコつけるだけカッコつけてみるよ」
といつもの板金屋さんが遠くを見ながら言ってくれました。
でもこの板金屋さん、前もフロント周り直してもらった時にメッキバンパーが付いていて、そこまで金かけなくていいと言われ、「メッキバンパーも軽く直して欲しいなぁ」なんて軽く言ったら、ベコベコだったバンパーもすごいキレイに直してくれました。
仕上がりに期待しましょう。
板金完了
朝から預けて次の日の夕方には作業が完了しました。
2日間でなんとか板金から塗装までやってもらいました。
結構無理な日程でしたが仕上げてもらい、車を取りに行った時にはまだコーキングが乾いていませんでした。
ギリギリまで頑張ってくれたみたいです。
その出来栄えがこちら!!
ぐにゃっと曲がっていた所も真っ直ぐに直っています。
十分良くないですか??
中は割れたままですが、しっかり雨などが入らない様に防水処理してくれて、水の浸入は無いと思いますとの事。
ただ今後使っているうちにヒビが伸びてくるかもとの事でした。
曲がって塗装が剥げてしまった部分も真っ直ぐにしてもらい、塗装もしっかりやってもらいました。
仕上がり完璧です。
カッコつけるだけと言われたけど、ほぼ完璧な修理でした。
金額
正規の方法で直した場合とんでもない金額がかかり、新車とは言え修理を諦めようかとしましたが、板金屋さんにお願いして部分的に直してカバーで隠すように安く直して下さいとお願いしてやってもらいました。
今回いくらで修理出来たでしょう?
15〜16万円
これ安くないですか?
高いけど安いですよ。
この金額なら角ぶつけて車高灯などがつぶれて直らないと諦めないで板金屋さんに頼んでみましょう。
まとめ
トラックの箱の修理はかなりお金がかかります。
今回の運送屋さんも箱をぶつけてしまったトラックが何台かありますが、やはり金額的に諦めてしまっている車が何台かあります。
今回の板金で別の箱が凹んでいる車も直してくれる?と言われ、その車は今回のよりヒドいです。
気にしなければ良いのですが、やはり配送でお客様の所に行ったりした時に恥ずかしいので直せるものは直したいとの事で、また修理見積もり出してもらいます。
トラックは商売道具なので、ピカピカとまでは言いませんが、ぶつかったまんまだとお客様も心配になるので、直せるものはなるべく安く直しましょう。