中古新規登録と構造変更の注意点

中古車

中古車を購入した際には名義を変更しなければいけない為に中古新規登録をしなければいけません。

車検が残っていれば移転登録で済みますが、今回のトラックは車検も切れていて新規に登録をする事と冷凍冷蔵車に改造して構造変更をしなければいけませんでした。

中古トラックの選び方

中古トラックは前の使っていた会社がどう言う使い方をしていたか、点検記録簿はあるか、エンジン、箱の中、足回りのサビなどをチェックします。

今回買ったトラックはこちら

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中古車の買取屋が見る所

トラックの状態としては何も問題なく、これからフルで使って行ける感じでしたが、念の為点検記録簿を確認した所本部にあるとの事なので郵送してもらう。

車検整備

距離が18万kmと全然走っていませんが、年式が10年前ぐらいで点検整備もやってはありますが、次の車検までノートラブルで行きたいので消耗品は全て交換する。

一度オイル、水関係を新しくする事で、その後のオイル管理、水管理を分かりやすくする意味合いもあります。

冷凍機取り付け

今回の中古トラックはレンタカー上がりのドライウイング車で、レンタカーは箱や内装などは標準の物を使用していて、エンジンも標準の210馬力。

ちょっと物足りない感じもしますが、新車も収まらないし、中古の冷凍冷蔵ウイングは高いし、あまり程度の良い物は出て来ないので致し方ありません。

ドライウイングに冷凍機を後付けをする場合注意しなければいけない点が何点かあります。

  • 冷えが悪い
  • 横転角度検査
  • 減トンされる
  • 水抜き穴が必要

冷えが悪い

荷物をガッツリ冷やして運びたい場合は注意が必要です。

やはり箱を冷凍冷蔵用に作っている箱とは断熱材や密閉性で劣るので、冷やすと言うよりかは保温ぐらいに考えた方が良いかもしれません。

断熱材を入れれば多少は違うと思います。

横転角度検査

後付けの冷凍機ですと、ユニットが横に付いてエバポレータが吊り下げで庫内上部に付けると思いますが、箱の上部に何かを付けた場合(断熱材も含む)新規登録の検査の時に横転角度検査を受けなければいけません。

車検場でこの様な台に乗せられ、台がどんどん傾いて行き規定の角度まで横転しないかを検査します。

これが大迫力で本当に転がるのではないかぐらい傾けます。

なので冷凍冷蔵ウイングはドライウイングより箱が低くなっているのが多いのは、この検査があるからだと思います。

なのでドライウイングの後付け冷凍機は吊り下げのユニットが横なのでしょう。

天井に断熱材も厳しいと思います。

今回の車も断熱材なしでしたが傾けられた側のタイヤは地面にフロント一本しか接地していませんでした。

天井断熱入れてたらアウトでしたね。

減トンされる

これは当たり前ですが、新しく架装した場合は致し方ない事です。

今回の車は冷凍機付ける前は最大積載量2800kgだったのですが、車検場で重量測って最大積載量が2500kgに減トンされました。

冷凍機屋さんが出してくれた資料もユニット全体で大体300kgだったので想定内ですね。

水抜き穴が必要

ココが盲点でした。

実は今回のトラックの中古新規登録で構造変更が出来なかったのです。

指定ナンバーで8ナンバーで予約したのがパーです‥

車検場の冷凍冷蔵車の必要項目にもしっかりと記載されてました。

冷凍機と水抜き穴用の穴と塞ぐ栓が必要だと。

やっちまいました‥

お客様の仕事の予定もあるので仕方なく1ナンバーで登録して、送風機の付いているドライウイングで納車をしました。

お客様には本当に申し訳ない‥

次回の車検の時にはしっかり加工して8ナンバー登録をしたいと思います。

後付け冷凍車は増えている

実際に新車の完成車に冷凍機を後付けして、仕事をしている会社は増えていて、断熱をウイング車なら庫内の前と羽の部分、アオリ、後ろの観音扉などに入れると多少は冷やせるらしいです。

青果物などを運ぶならある程度冷やせれば問題ないらしく、夏場だと市場の暑い所から冷えたトラックに積んで、納品先がまた外だと、暑いから寒いまた暑いとなってしまい、野菜などの傷みが早くなってしまうので、「暑いなら暑いままで持って来て」との要望もあり冷凍機回さないでと言われる事もあるみたいです。

ただ8ナンバーで冷凍機効いてた方が仕事の幅は広いですよね。

まとめ

中古トラックを買うのは当たり外れがあり見た目では分からない所も多々あり、あまり手を出したくないのが正直な所です。

大手の運送屋さんやレンタカー屋さんなどは距離数関係なく10年経ったら入れ替える会社もあります。

そんな入れ替えの時期に売りに出されたトラックは古いですが程度は良いと思います。

今回のトラックも4台同じ様なトラックが有り即完売でした。

そして僕個人の見解ですが、中古トラックを買って長く乗るなら絶対に日野のトラックです。

↓の記事でも書きましたが

オススメのトラックメーカーランキング

日野のトラック最強です。

乗り心地、運転のし易さが本当に年数経っても距離走っても変わらない。

日野営業マンとかマジでクソだけど売れる理由が分かります。

本当に良いトラックです。

なので僕のオススメの中古トラックは低走行の日野のトラックです。

冷凍機を付けるなら、庫内前壁だけでも断熱剤を入れる。

他メーカーのトラックを買うより割高になるかもしれませんが、色々な会社のドライバーさんも日野のトラックは乗り心地が良いと評判です。

是非今回の記事を参考にして、良い中古トラック選びをしましょう。

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