トラックのエンジンが故障したら修理より載せ換えを薦める理由

  • 2020年1月11日
  • 2020年3月9日
  • 整備
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急にエンジン止まっちゃったけど凄い音がしてるけど修理出来る?
トラックのエンジンは修理も出来るけど、僕の経験上載せ替えた方が結果的に安いです!

この記事を書いた人

僕は自動車整備歴15年の現役整備士です。

今現在運送屋さん3社のトラックの整備を担当しており、日々トラックの維持費の相談を受けております。

始まりは

大分古い三菱ファイターで、前から冷却水が茶色に変色してしまい、たぶんエンジンのシリンダーヘッドがダメだけど乗れる所まで乗ろうと、そのまま水を足しながら走っていた車ですが、先日見事に高速でエンジンがロックして終了しました。

角目のファイターなので入れ替えたい所ですが、実はこのファイターは社長が個人で走っていた頃から使っている車で、壊れては直してを繰り返していた車で、遂にエンジンがダメになってしまったようです。

選択肢

こうなると考えられる選択肢は2つです。

  • エンジンを載せ換える
  • 新車に買い替える

この2択だと思います。

前に「シャシだけ入れ替えると新車が半額で買えるよね」って話しになった事があり、冷蔵ウイング車なので、確かに新車見積もりを取るとシャシ半分、運んで半分ぐらいの値段でした。

ただ箱の載せ換え工賃や箱も古いので手直しが必要だったりするので、結局お金かかかります。

結果色々話し合った結果、エンジン載せ換えに決まりました。

エンジン載せ換え

ここでまた選択肢が出てきます。

  • 中古エンジンを使う
  • リビルトエンジンを使う

とりあえず通常の流れで言うと、程度の良さそうな中古エンジンを載せますが、今回のファイターは古くて合うエンジンが中々見つかりませんでした。

中古エンジン

ちょっと見づらいですが、こちらが車検証の画像です。

車検証

エンジンを探す上で車体番号の他にエンジンの馬力などが重要になってくるのですが、ディーラーの部品マンなどは型式の欄に書いてあるのが重要です。

この車だとKK-FK61HKです。

この最初の記号が重要で排ガス規制番号で年式が新しい車などはPDGだったりBDGだったりSKGだったりするので、この記号で大体の年式が分かります。

中古エンジン屋さんに聞いた所ファイターのKKのエンジンは今の所2機しかなく、そのうち1機は70万kmでもう1機は40万kmのエンジンで、間違いなく40万kmでしょ!との事で見積もりを作ってみる。

とりあえずザックリで工賃込みで120万円ぐらいの見積もりが出ました。

社長的には「もうちょい程度良いエンジンないかなぁ」「リビルトは?」ともうちょい別なエンジンが良いようで、別の業者にも聞いてみたが中古エンジンは見つからず、リビルトで載せ換えると200万円ぐらいになってしまう。

車の入れ替えも検討中なので、とりあえず40万kmのエンジンで直して次壊れたら入れ替えようとの事で、40万kmのエンジンに載せ換え開始。

載せ換え期間

エンジン載せ換えが決まり、年末の繁忙期ながらなんとか都合を付けてエンジン載せ換えをやってもらいました。

工期は約3週間。

なんとか年内営業日ギリギリに納車が完了しました。

帰ってきた車を確認すると、「こっちにレッカーで運ばれて来た時にはエンジンかからなかったから冷凍機と排気ブレーキが効かないんだけどお客様に聞いてみてー」‥‥

そう言う事は早く言えよ‥

新年1発目の仕事が決まりました。

まとめ

運送屋さんの商売道具はトラックです。

修理するこちら側もいかに安く、いかに早く仕上げるかをテーマにしていて、運送屋さんにとってトラックを止められる事は損害以外の何物でもありません。

今回のエンジン載せ換えもエンジン修理と言う選択肢もありますが、エンジンを下ろし、バラして、壊れた部品を特定して、部品を頼み、交換して、また組み上げて、エンジンを載せると言う作業内容で、3週間で終わるかどうか‥

しかもエンジン組んで、エンジンかからなかった日にゃあえらいこっちゃです。

僕の中ではエンジンがダメになったら修理より載せ換えです。

修理の方が安いかもしれませんが、高く付いても早く直って走ってお金稼いだ方がいいと思います。

修理をする業者によって判断は変わりますが、僕は載せ換えの判断をさせてもらっています。

大きな故障は修理屋さんとよく相談して進めて行きましょう。

 

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