カーエアコンの効きが悪い5個の原因!自宅で出来る対処方とは

  • 2018年7月25日
  • 2020年4月13日
  • 整備
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エアコンの効きがイマイチなんだけど?
冷たい風が出ないんだけどなんで?
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エアコンの効き不良はガス抜けがほとんどですが違う場合もありますし、自宅で簡単に出来る冷風強化方法もありますので最後まで読んで行って下さい。
結論:クーラーが効かない原因は大体ガス抜けですが、原因が違う場合は修理が必要です。

クーラーと暖房は別系統なので本記事はクーラーに特化して解説をしていきます。

今まで夏場、クーラーの効き悪く「なんか暑いなぁ」と思っていた方は、この記事を読む事による事が出来る様になります。

この記事の信頼性:自動車整備歴15年でトラックなどの修理もしており夏場、エアコンの修理を大量にこなして来ました。トラックも乗用車も構造は一緒なので間違いないアドバイスが出来ると思います。

カーエアコンのガスは抜ける

悩む男

カーエアコンには低圧側と高圧側があり冷媒を上手いこと循環させて車内にあるエバポレーターと呼ばれる機械を冷やしてそこにブロアーモーター(扇風機)で風を当てて冷たい風を出している。(詳しく知りたい方はググって見て下さい)

ガスが抜けやすい場所

カーエアコンの冷媒の通り道はパイプとホースになっており、そのホースとパイプの結合部からガスが漏れたりします。

ホースもゴム部品なので劣化して漏れてしまうみたいですが、そもそも風が弱いといくら冷たい風が出ても炎天下の車内を冷す事は出来ません。

カーエアコンのザックリとした構造

エアコン構造図

構成部品としてはこんな感じ。ちょっとイメージしやすくなったと思うので説明すると長くなるので気になる方はググって下さい。

故障しやすい部品

僕の経験上エアコンが効かなくなる原因で多いものを上げておきます。

  • ガス不足
  • コンデンサーファン死亡
  • コンデンサー詰まり
  • コンプレッサー不良
  • エアコンフィルター詰まりorブロアーモーター不良

大体上記の5点が大半です

ガス不足

クーラーガスが減っていて、効かなくなってしまうパターン。どこからかガスが微量に漏れています。

配管の継ぎ手やホースなど漏れそうな箇所は沢山あります。

漏れている箇所が分からない場合は漏れ検知ガスなるものがあるので入れてもらうと良いかもしれません。

料金的には

  • 工賃が2000円
  • ガスが1本 800円ぐらい

コンデンサーファン死亡

この故障も多いです。室内のブロアーファンよりも多いかなと思います。

ラジエーター周り

乗用車だとラジエーターの前あたりにコンデンサーとコンデンサーファンが付いています。

トラックだと別体で左のステップの内側だったり、フロントバンパーの奥に入っていたりと色々です。

コンデンサーとコンデンサーファンはセットで付いています。クーラーを入れるとアイドリングが上がります。

通常はクーラーを入れるとアイドリングが上がったり下がったりします。

ガスの圧力を調整する為です。

アイドリングの上がり下がりが、コンプレッサーのON、OFFなのですが、コンデンサーファンも連動して回ります。

クーラー効かない時は、エンジンの近くに行き、「ブワー」と扇風機が回っている様な音が聞こえるか確認してみましょう。

この音が聞こえないとガスを入れてもクーラーは効きません。

修理費用としては2万円~3万円ぐらいだと思います。

コンデンサー詰まり

故障ではないですが、クーラーの効きが弱いとか、ガスを入れたけどもうちょい効いてた気がする、など微妙に効きが悪い時は、コンデンサー洗ってみて下さい。

トラックなどで多い症状でガスを入れてもイマイチ冷えない時はコンデンサーにホコリやゴミが詰まっています。

パッと見では分からないのでとりあえず洗っておけば大丈夫です。

コンプレッサー不良

コンプレッサーはエンジンのベルトと一緒に駆動されていて軽自動車などは結構ダメになります。

エアコンのコンプレッサーは純正品を買うととんでもない金額になりますがリビルト品呼ばれる壊れたコンプレッサーの中身を新品に交換した商品があるのでそれを付ければ安く済みますが、基本的に高い部品で値段的には10万円いかないぐらい見ておけば大丈夫です。

エアコンフィルター詰まりorブロアーモーター不良

車内にあるブロアーモーター(扇風機)も1年中回しっぱなしだったりするとダメになったりします。

エアコンを回して風を弱くしたり強くしたりしてちゃんと動いているか確認し、変な音がしないかも確認しましょう。

助手席のグローボックスを開けると音が良く聞こえるので、開けながら試してみましょう。

開けたついでにエアコンフィルターがグローボックスの中についているので引っ張り出してみて下さい。

風が強くなったらエアコンフィルターが詰まっているので交換が必要になります。

自宅で出来るエアコンパワーUP術

ガッツポーズするおじさん

気づいた方も多いと思いますが自宅で出来るエアコンパワーUP術は2つ

どれも工具は使わずにすぐ出来て時間もそんなにかかりません。

エアコンフィルター交換

グローボックスを開けてエアコンフィルターを外して汚れを見るのと風が強くなるかをチェック、強くなったらエアコンフィルタ詰まっているので交換した方がいいです。

この時にエアコンの匂いが気になる方は消臭フィルターを付けると良いです。リンクを貼っておくので自分の車種にあったフィルタを買って付けて見て下さい。花粉とかも防げるのでおススメです。

 

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コンデンサー水洗い

コンデンサーは乗用車ならラジエーターと一緒、トラックなら左のステップの裏かラジエーターの前か、真下に付いてます。

洗い方としては洗車と一緒でジャバジャバかけちゃって大丈夫です。

前からと後ろ側からかけてあげれば結構冷え方かわりますよ。超おススメ方法です。

まとめ

いいね

夏場はもちろん冬場でも曇り止めで使うエアコン。

夏場は命に関わるし、冬場は不便です。

修理となると、高額になってしまいがちですので、まずは自分で出来るコンデンサーの清掃からやって、ダメなら早めに修理屋さんに見てもらいましょう。

暑い季節にエアコンが効かないと本当に辛いですからね。

車内は運転や仕事の事などでイライラしがちなので少しでもストレスが減る様に快適な状態を保ちましょう。

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