パワーゲート修理依頼

  • 2018年5月22日
  • 2020年2月21日
  • 整備
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パワーゲート

荷物を積む時に何かと重宝するパワーゲート。

籠代車を乗せる時などはコレがないと話しになりません。

パワーゲートが故障して動かなくなると荷物の積み下ろしが出来ず、どうにもならなくなってしまいます。

故障

実際にお客様で積む時に動いていたはずのパワーゲートが、配送先で動かなくなってしまい、緊急修理を依頼したみたいです。

その時は、パワーゲートのモーターを叩いたら動いたみたいなので、そのまま応急処置と言う事で終わったみたいですが、また動かなくなると大変だから修理依頼を頂きました。

症状

「今は普通に動いているけど、たまに動かなくなる時がある」

1番難しい症状で、確かに僕が見た時は普通に動いていて、格納ゲートなのですが、問題ないです。

「とりあえずグリスアップして様子を見ましょう」

後日

「動いてるかなぁ」と気になってた矢先に電話が‥

「籠台車下ろしてるんだけど、動かなくなっちゃった!近くだから見に来てよ」と連絡が。

これは故障探求のチャンス‼

現場へ向かうとドライバーの方が、「動かないよ‼」と焦った様子。

うーん‥

ユニットの箱腐ってるし配線どれも怪しいなぁ。

とりあえず配線をどかして‥

真ん中の黒いのがモーター君。

とりあえずパワーゲートのスイッチを押してみる「カチカチ」は言ってるからスイッチとリレーは問題ない。

って事はモーターか?

「おりゃ」とモーターに愛の1撃「ウィーン」と愛は伝わった様で、動き出しました。

原因(モーター)

犯人はこの子でした。

モーター本体がダメなのではなく、ブラシと呼ばれる物がなくってモーターを駆動出来なかったのです。

モーターとは

上記のサイトで詳しく説明してますので、構造が気になる方は見てみて下さい。  

こちらが今回交換したモーターです。

画像ては分かりにくいですが、ブラシの削りカスがこんもりとしてました。

走行距離40万kmぐらいです。

ブラシを変えれば直ったと思いますが、ブラシだけは出ないらしく、ASSY交換(モーター1体交換)。

車のモーター

車に使われているモーターはこの手のタイプが多いです。

ブラシが摩耗しなくなり、削りカスなどが溜まり接触不良を起こすパターンです。

セルモーターなんかもこの手のモーターが付いていて、バッテリーは大丈夫なのにエンジンがかからないなどは、セルモーターがダメかもしれません。

対処方法としては昔ながらの叩くと言うのが1番手っ取り早いです。

最終的には交換しないとダメですけどね…

エアコンのブロアーモーターも同じです。

エアコンの風が出ない、暑い時期や寒い時期は辛いですよね。

ブロアーモーターは大体助手席ら辺に付いてますので、緊急時は叩いてみて下さい。

予兆

このモーター類がダメになる時は前兆があって、音がおかしくなる事があります。

全てのモーターに同じことが言えますがパワーゲートやウィングのモーター、エアコンのブロアーモーターなどは音がおかしくなったり回転が弱くなったりします。

セルモーターはオーバーランと言ってセルモーターの回転が止まらず「ウィーン」と回り続ける症状です。

これが出始めると、そろそろかなぁって感じです。

音もおかしくなります。

まとめ

前の記事にも書きましたが、自分が乗る車を気にする事が故障などの予防に繋がり、修理に出す自分も症状の説明がしやすいなど、良い事がいっぱいあります。

ベルト鳴き編はこちら

出先でのトラブル回避の為にも車の音や、おかしいなど思った事は相談してみましょう。

僕の方でもご意見や気になる事など、何でもお問い合わせください。

 

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