パワーゲート
荷物を積む時に何かと重宝するパワーゲート。
籠代車を乗せる時などはコレがないと話しになりません。
パワーゲートが故障して動かなくなると荷物の積み下ろしが出来ず、どうにもならなくなってしまいます。
故障
実際にお客様で積む時に動いていたはずのパワーゲートが、配送先で動かなくなってしまい、緊急修理を依頼したみたいです。
その時は、パワーゲートのモーターを叩いたら動いたみたいなので、そのまま応急処置と言う事で終わったみたいですが、また動かなくなると大変だから修理依頼を頂きました。
症状
「今は普通に動いているけど、たまに動かなくなる時がある」
1番難しい症状で、確かに僕が見た時は普通に動いていて、格納ゲートなのですが、問題ないです。
「とりあえずグリスアップして様子を見ましょう」
後日
「動いてるかなぁ」と気になってた矢先に電話が‥
「籠台車下ろしてるんだけど、動かなくなっちゃった!近くだから見に来てよ」と連絡が。
これは故障探求のチャンス‼
現場へ向かうとドライバーの方が、「動かないよ‼」と焦った様子。
うーん‥
ユニットの箱腐ってるし配線どれも怪しいなぁ。
とりあえず配線をどかして‥
真ん中の黒いのがモーター君。
とりあえずパワーゲートのスイッチを押してみる「カチカチ」は言ってるからスイッチとリレーは問題ない。
って事はモーターか?
「おりゃ」とモーターに愛の1撃「ウィーン」と愛は伝わった様で、動き出しました。
原因(モーター)
犯人はこの子でした。
モーター本体がダメなのではなく、ブラシと呼ばれる物がなくってモーターを駆動出来なかったのです。

上記のサイトで詳しく説明してますので、構造が気になる方は見てみて下さい。
こちらが今回交換したモーターです。
画像ては分かりにくいですが、ブラシの削りカスがこんもりとしてました。
走行距離40万kmぐらいです。
ブラシを変えれば直ったと思いますが、ブラシだけは出ないらしく、ASSY交換(モーター1体交換)。
車のモーター
車に使われているモーターはこの手のタイプが多いです。
ブラシが摩耗しなくなり、削りカスなどが溜まり接触不良を起こすパターンです。
セルモーターなんかもこの手のモーターが付いていて、バッテリーは大丈夫なのにエンジンがかからないなどは、セルモーターがダメかもしれません。
対処方法としては昔ながらの叩くと言うのが1番手っ取り早いです。
最終的には交換しないとダメですけどね…
エアコンのブロアーモーターも同じです。
エアコンの風が出ない、暑い時期や寒い時期は辛いですよね。
ブロアーモーターは大体助手席ら辺に付いてますので、緊急時は叩いてみて下さい。
予兆
このモーター類がダメになる時は前兆があって、音がおかしくなる事があります。
全てのモーターに同じことが言えますがパワーゲートやウィングのモーター、エアコンのブロアーモーターなどは音がおかしくなったり回転が弱くなったりします。
セルモーターはオーバーランと言ってセルモーターの回転が止まらず「ウィーン」と回り続ける症状です。
これが出始めると、そろそろかなぁって感じです。
音もおかしくなります。
まとめ
前の記事にも書きましたが、自分が乗る車を気にする事が故障などの予防に繋がり、修理に出す自分も症状の説明がしやすいなど、良い事がいっぱいあります。
出先でのトラブル回避の為にも車の音や、おかしいなど思った事は相談してみましょう。
僕の方でもご意見や気になる事など、何でもお問い合わせください。