


運営上の課題
- 車を増車したいが維持費や税金などで車両購入に踏み切れない
- 整備履歴が分からず余計に修理をしている
- 修理に出した車両でどれくらいお金がかかっているか分からない
多くの運送屋さんとお仕事をさせて頂く中で必ず出てくる課題です。
車両管理とは
僕の言う車両管理とは車両の整備や修理に対する管理の事を言っております。僕が思う車両管理を説明します。
はっきり言ってココが弱いといくら一生懸命稼いでも利益が修理代に流れ「儲からんなぁ」となってしまいます。
売り上げを上げ利益を残すと言う商売の鉄則に車両管理は直結します。
車の整備状況を把握
車は1台1台整備状況と言うのは違います。同じ時期に買った車でも壊れたり壊れなっかたりしますし、消耗品の交換頻度も違います。
これを面倒ですが1台1台しっかり管理する事で
- この車種は買ったら安いがランニングコストは高い
- そろそろオイル交換の時期だな
- この車はやたらお金かかってるなぁ
などの目安になり、最適な車選びや修理方法を模索することが出来ます。
車の修理費を把握
- ○○月○○日にどこどこを修理した
- ○○月はこの車にいくらかかった
- この故障の修理代はこれぐらい
この辺を把握出来ると再修理のクレームやドライバーに対する意識付け、故障の際の修理費の目安などが分かり、会社の運営などに役立てる事が出来ます。
車の運営方法を考える
車両管理の最終目的はココに行きつきます。
車両管理の目的
- 保有車両のデータを蓄積して分析する
- 現状ある車両の維持費を明確にして維持費の削減をする
- あなたの会社に合う車や整備工場を選定する
これをやるかやらないかでは大きな差が出ます。
総合計を出しただけでは意味ない
多くの運送屋さんはザっと総合計を出して「今月はいくらかかった!どうにかしろ!」と考えますが、これだと結果なにをどうして良いか分かりませんよね。
「忙しいんだから、そんな事やってらんないよ!」と言われそうですが、これが大事なんです。
1台ずつ細かく見る
例えば総合計で見た場合、今月修理代で100万円かかったとします。どうやって改善しますか?
僕なら「頑張ります!」としか言えません。
細かく見れると
- 今月の修理代は総額○○円
- この車は○○円、この車は○○円
- この修理が多いな!ここは改善出来る
この様な運営方法が出来ます。細かく見るのは大事です。
どんな修理が多いのか
例えば事故の修理が多ければドライバーに修理代で○○円かかってると注意喚起ができますし、パンクやバーストが多ければタイヤの点検をしっかりしてもらったり、エンジントラブルが多ければ修理工場に点検依頼を出してみるなど色々な対策が打てる様になります。
改善出来るポイントはどこか
ほとんど上記の例で出しましたが、データは貯める事で色々な有効な対策が打てる様になります。
- メンテナンス頻度
- 事故
- 修理工場の選定
せっかくみんなで稼いだ売り上げなので利益として残したいですよね。その為には悪い所を改善していくのが近道です。
整備管理のコツは下記記事も併せて読んで下さい
社用車の管理を任されてるけど面倒だし正解かどうか分からない!!社用車の管理はデータ管理です!一人で管理するより共有するべきですね!共有ってどうやんの?そんな暇ないよ![…]
誰でも見れて誰でも管理できる
色々な車両管理システムがありますが、高機能システムは非常に便利ですが、使い方が難しかったり、機能を持て余してしまったりしがちです。
現場で起こる事は突発的なことが多く、整備管理者不在のパターンもあったりして誰にでも使える簡単な構造は必須です。
仕組み化する
通常の業務に違和感なく組み込めて労働時間を増やさない対策も必要です。
仕組み化してしまえば整備管理者じゃなくても整備管理が出来ます。
仕組み化と言ってもデータを残すだけです。パソコンでメールが作れれば出来ます。
修理依頼も残す
整備管理者がいなくてもドライバーからの修理依頼をディーラーや修理工場に連絡して、その内容を修理依頼として残しておけば別の人が見て「あそこに修理出すんだ」とかの申し送りも出来ます
車両管理を1人の人間だけではなく複数の人間で共有してこなす事で会社としての運営も円滑に回る様になります
サッと終わらせる
整備管理者も人間です。面倒くさい時もあれば、やりたくない時や疲れちゃった時もあります。
はっきり言ってしっかり車両を管理して会社に貢献しますって人って少ないと思います。
なのでサッとデーターの打ち込みしてサッと帰り蓄積したデータをみんなで吟味して会社の舵を切るのが最善の手段だと思います。
小学生にも出来る車両管理
僕が構築しているシステムは小難しい操作をはぶき小学生の孫や甥っ子でも操作できる様に設計しております。
誰がやっても5分~10分の説明ですぐにデータの蓄積ができる。ここに全力を注いでます。
単純操作
小学生の授業でもエクセルの操作はやると思いますがエクセルに似たシステムで、本当はマウスの操作だけでデータの蓄積が出来るのが理想でしたが、それだと情報量に限りが出てしまうので多少の打ち込みはあります。
履歴もパッと見れる
- 特定の車だけ
- 車検だけ
- オイル交換だけ
- 事故だけ
色々なパターンでの履歴の表示方法があり、距離数や車両情報などもパッと見れて何かと突発的に起こる現場での出来事にも迅速に対応できる様に作られています。
集計も楽勝
集計は秒殺で
- 総合計
- 車両で単体
- 項目で絞る
この辺は楽勝ですぐに確認が出来て急に言われてもすぐに出せる様になっております。
まとめ
車両管理は運送屋さんや営業車を多く所有している会社は車の維持費は固定費になってしまうので、いかに安く抑えるかが課題です。
しっかりと履歴をやデータを積み上げ車両の管理に生かす事で余計の出費を抑える事が出来ます。
これからの時代は不景気やコロナで会社の経営はさらに厳しく、売り上げを上げるのはもちろんの事、利益を最大限残して行く必要があります。
車の維持費や固定費、人件費は極力削り利益の最大化に力を注いで行く、その為に必要なのは少人数で回せる仕組みとそれをサポートするシステムです。
僕が構築しているシステムはそれが可能なのと、最大の価値は現役の16年目の整備士が付いている事で、他のどのシステムとも違った価値を提供できると確信しております。
車両管理は難しく感じますが仕組み化してしまえば誰にでも管理出来るようになるので、もしこの記事を読んで気になるような事があればお問合せフォームやSNSのリンクからコメント頂けると嬉しいです。
令和の時代はハードな時代になりそうですが共に生き残って行きましょう!!