車の明るいライトが眩しい原因はバルブにあった!

たまにハイビームで走ってるんじゃないかと思うぐらい眩しい車いるけどいいの?
基本的には走行灯はハイビームですが迷惑ですよね。原因はバルブだと思います
車屋
え?明るいバルブに変えるとあーなっちゃうの?変えられないじゃん!
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大丈夫です!しっかり基準をクリアーしたバルブなら眩しくなりません!

明るいヘッドライトは迷惑?

ちょっと前まで安いHIDバルブが大量に出回り基準もクソもない状態で、とりあえず明るいだけのバルブが多く、歩行者、対向車ともに眩しい思いをしていました。

安いHIDはライトの光軸や上の方を照らさない様にのカットラインを考えて作られていません!

計算されて作られていないバルブはハイビームで走っていると思われても仕方ありません!僕の車もそうでした!

この記事の信憑性:自動車整備整備歴15年の現役整備士でお客様から数多くの安いHIDバルブの取り付けをし、自信も安いHIDバルブで苦労した経験をもとに解説します。
この記事を読むと眩しいヘッドライトの謎や自分のヘッドライト選びの基準が出来るので是非とも最後まで読んで行って下さい!

まずは構造を理解しよう

ヘッドライトのリフレクターやプロジェクターライトはバルブの光り方を計算してカットラインを出している。

光をヘッドライト内部の鏡に当てて照射し車前面を明るく照らす様な構造になっている。

リフレクターヘッドライト

リフレクターヘッドライト

ハロゲンライトの車はリフレクターヘッドライトが多い。

ハロゲンライトは肌色の光で豆電球をイメージしてもらうと分かりやすいが大きな反射鏡を使ってライトの光を拡散させる構造で鏡が上と下に別れていて上側がロービーム、下側がハイビームと言う構造になっている。

プロジェクターヘッドライト

ヘッドライトの中に魚眼レンズを埋め込みプロジェクター内部の鏡に反射された光をレンズで集めて照射するので光を無駄に拡散させず効率良く照射が出来る様になっている。

光の強いHID(蛍光灯をイメージして下さい)やLEDに採用されています。

なぜ眩しい

鋭い人はもうお分かりかと思いますが、リフレクターヘッドライトは光を拡散して照射するので明るいバルブにしてしまうと、その強い光をリフレクター全体で反射してしまうのでハイビームで走ってるのではないかと勘違いされてしまうのです。

ハロゲンバルブ

ハロゲンバルブは光る所が2か所あり、光る場所を変えてハイビームとロービームに切り替えています。

ハロゲンバルブ

リフレクターの構造でも解説しましたが上と下に切り替えます。

HIDバルブ

HIDバルブは蛍光灯の様な構造でバルブ内にガスが充満しているガスに放電し発光させます。

HIDバルブ

バルブ内に雷を起こすイメージしてもらうと分かりやすいです。

ライトを点灯すると最初に青白く光りだし、ゆっくりと白い光になるのが特徴ですね。

ハイローの切り変えは様々でバルブが前に飛び出したり反転したりするタイプがあります。

構造が違う

ハロゲンとHIDでは根本的に構造が違います。

ハロゲンバルブは光る箇所が2か所ありハイロ―を傘で仕切ってロービームでも眩しくならない構造になっていますが、HIDバルブは傘がなくスライドもしくは反転して切り替えます。

なのでリフレクターにHIDバルブを装着してしまうと、鏡部分に乱反射して非常に眩しいライトになってしまいます。

安いHIDは明るく点いていればいいので光の反射具合が考えられていません。

車検に落ちた

僕の車もハロゲンのリフレクターでHIDを付けていましたが、歩行者は目を背けるし、たまに対向車に謎のクラクション鳴らされたりしました。

極めつけは車検のヘッドライト検査で落ち、プロのライトテスター屋さんに持ち込んだら「このライトは光が散りすぎて調整出来ないから無理」と言われ泣く泣くハロゲンに戻して車検を通しました。

整備士が自分の車で車検に落ちた理由

車検のヘッドライト検査

このメチャメチャ明るい安いHIDが出回り対向車、歩行者ともに眩しいと言う指摘が増え車検のヘッドライト検査基準が厳しくなりハイビーム検査からロービーム検査に切り替わりました。

現在はロービーム検査

ロービーム検査はライトの照射角度、光軸を主にみていて、カットラインと言うラインが重要になってきます。

ライトテスター

これが僕の車のハロゲンのカットラインです。

左が高くて右に行くにつれてラインが下がっています。

日本は左側通行なので右から来る対向車が眩しくないような角度に設定されています。

安いHIDバルブは黄色のカットラインが安定せず色々な方向に散ってしまいます。

画像はないですが車検に落ちたHIDバルブの時は白い光の中心が2個ありました。

眩しい原因はバルブ

ハロゲンバルブの光る位置でカットラインを出しているリフレクターは光の位置が変わると全てが狂ってしまいます。

リフレクターライトにHIDバルブは相性が良くないです。

最近はハロゲンバルブと同じ光源が売りの商品もありますが、光が散るのは避けられません。

あの明るいHIDがハイもローも照らしていたとすれば光の中心が2個あったのも納得がいきます。

明るいライトに交換出来ないの?

HIDバルブとリフレクターの相性が悪いのは分かりました、ではリフレクターライトを明るくするにはどうしたらいいか、答えはLEDバルブを付けるです。

LEDは眩しくないの?

HIDバルブとLEDバルブの違いは光る中心の設定の仕方です。

HIDは2か所光らせる事が出来ないのでスライドさせたり反転させたりしてハイロー切り替えますが、LEDバルブはほぼハロゲンと同じ位置に光の中心を持ってくること出来ます。

これがLEDのカットライン

ライトテスター

白い光の中心が横に広がりキレイなカットラインが出ています。

間違いなく車検通ります。

LEDは直線的な光なのでハロゲンみたいにボヤーとしたラインにはなりません。

光が右肩下がりになっているの分かりますか?

これぐらいはっきり出ていれば対向車、歩行者の迷惑になりません。

プロジェクターライトは?

もしプロジェクターライトでハロゲンバルブを使っていたら是非交換してみて下さい。

プロジェクターライトはレンズが1枚入っているので眩しくなりづらく、明るいバルブを入れるとその性能をフルで発揮できるでしょう。

まるであの明るいハイエースやアルファードのLEDヘッドライトばりの明るさになると思います。

要は

安いHIDバルブを付けるとリフレクターライトだと光が散ってしまい回りの人、車に迷惑をかける!明るいのを付けたければLEDバルブでハロゲンバルブと同じ位置に光の中心が来る商品にしないと車検に落ちたり、運転中気まずい思いをしたりします。

上の画像にLEDバルブのライトテスターの画像がありますが、あのLEDバルブ最強です。

下記に記事のリンクを貼っておきますが↓↓↓まとめ記事で比較してます。

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まとめ

ヘッドライトのハイビームって本当に眩しくてイラっとする時があり、短気な人だと煽られたとか嫌がらせ?と勘違いされて、逆に煽られたり、怒られたりする事もあるので、ヘッドライトはしっかりした物を付ける事をおススメします。

安い商品ってそれなりです…だって安いから…

僕が自分の車に付けているバルブはLEDバルブメーカー唯一の純国産LEDバルブです。

性能は完璧で夜のドライブが楽しくなりました。

一応商品リンク貼っておきますがダイハツの新車オプションパーツにも採用されているメーカーも認めたLEDバルブです。

運転中に「眩しいかなぁ」とか「迷惑かなぁ」とか考えながら車乗るのはストレスになるので、楽しく車に乗るなら安心の間違いないパーツを付けるのがベストな選択だと思うので今回の記事が参考になれば幸いです。

 

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